寝違え
寝違え
寝違えとは?
寝違え(ねちがえ)とは、睡眠時に起きた急性頸部痛のことです。
あるきっかけによって急に頸から肩甲骨あたりに疼痛を覚え、頸部の運動が制限された状態をいいます。 寝違いは頚部や胸背部の筋肉が炎症などを起こして痛みが出るものと言われています。
確かに筋肉が損傷していることは多いと思われますが、首を動かせないほどの痛みはその損傷部位の痛みではなく、防御的に起こった筋スパズムによる場合はほとんどです。筋スパズムは異常な痙縮と表現されますがあまりはっきりと定義されてはいないようです。ここで言うのは神経から筋肉に収縮を起こす信号が過剰に送られて、筋肉を使わないのに収縮が起こってしまうような状態を言います。
これは揉んだり、ストレッチをすると余計に収縮がきつくなり痛みがひどくなることが多いです。
カイロプラクティック治療では、寝違いを改善するには筋スパズムをいかに抑えるかがポイントになります。
痛くて動かせないからと動きを止めていると回復は長引くばかりです。しかし、下手に動かすとスパズムが強くなります。そこで少しでも頚部が動ける状態を作っていきます。
そのためには神経の働きの習性を利用する必要があります。神経はある部分が働くとその反対側は休もうとする習性があります。これを相反抑制と言って、リハビリなどでも使われるものです。
このテクニックを使いながら頚部の可動域を少しでも大きくしていくことで他の筋肉の働きと調和がとれ、また頚部、胸部の関節から正しい動きの情報が脳へ送られてスパズムはおさまっていきます。なので、できるだけ関節の動かすようにすることも重要です。
炎症がひどい場合はこのスパズムも強くなりますので少し改善が長引くこともあるでしょう。
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