梨状筋症候群
梨状筋症候群
梨状筋症候群は、臀部にある洋梨の形をした梨状筋が、何らかの原因で坐骨神経を圧迫し、坐骨神経障害を引き起こす病気です。
梨状筋は仙骨から始まり、足の付根についている筋肉で、股関節を外旋させる働きを持っています。坐骨神経は梨状筋の下を通っており、この梨状筋の過剰収縮で坐骨神経を圧迫してしまうと痺れや痛みがでます。
梨状筋症候群の原因
梨状筋が過度に緊張する原因としては、以下のようなものが挙げられます。
・臀部の外傷
・長時間の座位による圧迫
・長時間の車の運転
・下肢外旋筋群の筋疲労
特にランニングなどで股関節の屈伸を繰り返すスポーツで発症する方がいます。
坐骨神経の形状が障害の原因となっていることもあります。坐骨神経は通常、骨盤内から後方臀部に出るとき梨状筋の下を通りますが、中には坐骨神経の一部が梨状筋の間を貫いていたり、上と下を挟んで通っている人もいます。このような場合は、筋の緊張や損傷後の炎症によって神経がより圧迫されやすくなります
梨状筋症候群の症状
臀部から大腿後面の痛み、臀部から足先へ広がる痛み、
横向きに寝るのが難しい、腰を曲げると症状が増悪、車を運転していると症状増悪するなどがあります。
お尻の痛み・坐骨神経痛の症状
- 椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症
- 脊椎分離症/脊椎すべり症
- 臀筋の筋膜痛/お尻の痛み
症例
- 2015年06月11日更新
- ぎっくり腰の後の脚のしびれ(40代男性)
- 2014年04月30日更新
- 殿部痛と大腿後面の張り(40代男性 会社員)
- 2014年04月24日更新
- 立ち上がるときに脚の付け根が痛む(30代男性)