肩こり・首の痛み
肩凝り・首の痛み
肩こり(肩凝り)は、首の項部から肩にかけて生じるこわばりや詰まったような感じ・不快感・こり感をいいます。肩が凝っている人は、肩だけでなく首も凝っていることが多いようです。
肩こりは、「なんとなく肩が凝る」「肩が張る」といったものから「凝って仕方がない」「こりを通り越して痛い」「うずく」「凝りから頭痛がする」など様々な様相があります。肩こり自体の確定的な診断はなく漠然とした筋骨格系の不快感として放置されていることが多い症状です。
一般的に肩こりは、持続的緊張によって筋肉が硬くなり、局所に循環障害が起こることによって、酸素や栄養分が末端まで届かず、疲労物質が蓄積しこれが刺激となって肩こりを起こすと考えられています。
首すじから肩にかけての凝りや痛みは、ときには頭痛や吐き気、めまい、目の奥のつかれ、のぼせ、ほてり、寝つきの悪さなどを伴うこともあります。
肩こり・首の痛みを起こしやすい部位
肩、首周辺には様々な筋肉があります。肩こり・首凝りを起こしやすい筋肉には以下のようなものがあります。
○僧帽筋…上腕骨や頭を支える筋肉です。もっとも肩こりを起こすやすい筋肉です。
○肩甲挙筋…首と肩を結ぶ筋肉です。その他の深層の筋肉と同時に緊張することが多く、「固まったような凝り」と表現されることがあります。
○菱形筋…肩甲骨周辺の凝りとして感じられます。肩甲骨と脊柱の間や肩甲骨の内側の際に凝りが感じられます。
○胸鎖乳突筋…首の付け根のこりです。喉もとが凝り、つまりと表現されることもあります。
○後頭下筋群…「後頭部が凝る」、「頭蓋骨のつけ根が痛い」などといういわれることがあります。
肩こりの原因となる症状
■不良姿勢・猫背
猫背は肩こりの原因としてはかなりの割合を占めます。4〜5キロある頭を支えている背骨が骨盤よりも前に位置を取ることで首や背中の骨や筋肉で頭を支えなければならなくなり、その結果、常に首から肩の筋肉が緊張し、コリや痛みとなっていまいます。
■ストレートネック
ストレートネックとは、本来は前方向に弯曲しているはずの頚椎が、姿勢 の崩れや慢性的な疲労、負荷によって、文字通り「まっすぐ」な状態を指します。
■肩関節の働きの低下によるもの
肩甲骨周辺の筋肉(僧帽筋、肩甲挙筋など)が体の外側に引っ張られたまま動かなくなり、血行不良状態となります。この状態でさらに筋肉の緊張状態が続くと、筋肉内に乳酸がたまり痛みが発生、これが肩こりや背中のこりの原因となります。
首の痛みの原因となる症状
■寝違え
目が覚めて起き上がろうした時、首に激痛が走り、顔を動かすことが出来なくなってしまったり、目覚めはなんとなく首周辺が重くダルく感じ、朝の支度をしているうちに徐々に悪化、そして頭が動かせなくなるような急性の首痛を一般的に「寝違え(寝違い)」と呼びます。
■むち打ち
むち打ち症とは、交通事故によって首や背中に大きな力が加わることでおこる「首の痛みや肩の痛み」のことです。
衝突のときに首がむちのようにしなる動きをすることによって引き起こされることから”むち打ち”と呼ばれています。
カイロプラクティックによる肩こり・首の痛みの治療
カイロプラクティックでは、首の付け根や首の片側の後面あるいは肩甲骨の内側などのコリや痛みを細かくみていきます。筋肉だけでなく背骨の並びや関節の動きの悪さ、関節の老化、筋肉の塊ができていないか、筋肉の働きが悪くなっていないかに着目しながら治療します。
また日常生活やスポーツにおける過去の怪我などで損傷を受けていないかなど多くの要因が重なって、働きを代償し合って複雑にバランスを崩していることが多いです。カイロプラクティックでは一つひとつを丁寧に改善させていくことで症状の改善と再発予防につながります。
なかなか治らない肩こり、首凝りや痛みでお困りの方は、神戸六甲道カイロプラクティックにご相談ください。
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