足底筋膜炎
足底筋膜炎/かかと・土踏まずの痛み
足底筋膜炎とは、踵(かかと)と足の指の付け根をつないでいる足底筋膜が炎症を起こした状態です。足底筋膜炎はかかとの痛みを起こす最も一般的な原因です。
足底筋膜炎の症状
足底腱膜炎では、朝の起きがけの最初に踏み出す数歩が痛むという特徴があります。椅子に座っていて立ち上がり歩き出すときも同じようにも痛むことがあります。
足底筋膜炎の原因
足底の腱膜に繰り返し負荷がかかることによって起こります。足底筋膜に過度の負荷がかかると、小さな断裂が生じます。ランニングや歩きすぎ、立ち仕事や体重の増加など何らかの原因で負担がかかり、引き伸ばされ炎症を起こします。
痛みは足底筋膜に沿った部分に起こりますが、最も多いのはかかとの内側と足底筋膜がつながっている部分です。土踏まずに痛みが出る方もいます。
足底筋膜は、足のアーチの低下により足底に痛みを出す症状ですが、足の骨だけの問題だけでなく、足底への負荷を増大させる下肢の機能やバランスの低下によって起こります。
中年以降の足底腱膜炎では、X線検査で、かかとの骨の内側から骨棘が突出しているのが認められることがあります。骨棘は骨が過剰に増殖したもので、足底筋膜への負荷の増大や、足の機能不全によって形成されます。
足底筋膜炎の改善には、足根骨、アーチの柔軟性と可動性に加え、過剰な運動を控えることや体重を減らす、靴の中敷きを足底に負荷の少ないものに変える等が生活の見直しが必要な事があります。
カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、足の筋肉や足のアーチ(土ふまず)を構成している骨の状態を検査しながら治療していていきます。足底筋膜炎では踵や土踏まずの骨の働きだけでなく、足首を動かす筋肉や下肢全体のバランスを整えることによって足底の過負担を減らしていきます。
足・足首の痛み・周辺の症状
症例
- 2015年06月06日更新
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- 2015年05月30日更新
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- 2014年04月28日更新
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